【2023年4月版】配当利回り4%以上、2011年以降減配無し、2年に1回以上のペースで増配している会社一覧

スクリーニング

証券会社などから提供されているスクリーニングツールは細かな条件を設定できないので、IR Bankのデータを用いて、Pythonでプログラムを組んでスクリーニングしています。

以前の記事でも同じスクリーニング方法でスクリーニングしましたが、今回はシリコンバレーバンクの破綻などで相場が少し荒れましたので、最新版の配当利回りを取得してスクリーニングしなおしました。

また、最近は表にグラフを埋め込む方法も学んだので、営業利益(または経常利益)と売上の推移がわかるグラフもつけています。

差分比較をされたい方は、前回記事もご確認ください。

前回は2023年3月4日時点のデータでしたが、今回は2023年3月31日時点のデータを使いました。

シリコンバレーバンクの騒動などで、株価が下がったので、配当利回りは上がっております。

前回は同じ条件で30社がスクリーニングされましたが、今回は41社に増えています。

銘柄スクリーニングでは、条件を厳しくしすぎると、良い会社も見逃してしまいます。

スクリーニング条件をゆるくすると、良いとは言えない会社もひっかかってきます。

高配当銘柄のスクリーニングでは、減配がないという条件だけではゆるすぎ、連続増配という条件では厳しすぎと考えました。

そのため、減配がなく、定期的に増配している会社をスクリーニングしています。

この記事では、2011年以降で減配実績なし、2年に1回以上のペースで増配しており、配当利回りが4%以上の会社を紹介します。

高配当投資の役に立てるとうれしいです。

データ

2011年からの財務データをIR BANKから取得しました。

高配当ランキングはYahooファイナンスの高配当ランキング(会社予想)の2023年3月31日時点での上位1000社を参照しました。

その中から、

  • IR BANKに5年以上のデータが存在する
  • 2011年以降、一株配当が減っていない(減配無し)
  • 2011年以降、2年に1回以上のペースで増配している
  • 配当利回りが4%以上である

を抽出しました。

取得したIR BANKのデータの中には、特定の年度のデータが抜けている会社や、5年以下のデータしか存在しないものもありましたので、それらは除外しています。

注意点

注意点がいくつかあります。

  • 株式分割などの影響で一株利益が減ってしまう場合もあり、その場合は漏れてしまいます
  • 2023年予想はデータに含まれていませんので、すでに減配または維持の予想が出ている可能性もあります
  • 配当利回りは直近の会社予想から計算されているため、配当がここ1~2年で急上昇している会社もランキングに入ってきます。急上昇した状態を維持できるかは個別に判断が必要です。
  • 配当性向が高すぎる会社が含まれています。減配実績はないのですが、高すぎる配当性向は減配の予兆としてとらえることができます。
  • IR Bankの2011年以降のデータを使いましたが、設立が2012年以降の会社も含まれます。5年以上のデータが存在すればOKとしています。
【配当性向】
会社が税引後の最終利益(当期純利益)のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標。70%など大きすぎると、利益が減ると、配当も減る可能性が出てきます。

ランキング

順位証券コード会社名一株配当配当利回り株探リンク売上高・営業利益・推移

1

1822

大豊建設(株)

230.0

6.25

リンク

2

6291

日本エアーテック(株)

60.0

5.42

リンク

3

3294

(株)イーグランド

79.0

5.25

リンク

4

7463

(株)アドヴァングループ

50.0

5.18

リンク

5

4671

(株)ファルコホールディン

100.0

5.09

リンク

6

9880

イノテック(株)

70.0

5.06

リンク

7

4845

(株)スカラ

37.0

4.93

リンク

8

3183

ウイン・パートナーズ(株)

50.0

4.92

リンク

9

7879

(株)ノダ

60.0

4.9

リンク

10

8725

MS&ADインシュアランス

200.0

4.87

リンク

11

6035

(株)アイ・アールジャパン

113.0

4.83

リンク

12

8931

和田興産(株)

47.0

4.76

リンク

13

2768

双日(株)

130.0

4.71

リンク

14

2461

(株)ファンコミュニケーシ

19.0

4.7

リンク

15

3023

ラサ商事(株)

68.0

4.69

リンク

16

8008

4℃ホールディングス

83.0

4.65

リンク

17

9303

(株)住友倉庫

100.0

4.6

リンク

18

2763

(株)エフティグループ

51.0

4.57

リンク

19

5280

ヨシコン(株)

50.0

4.55

リンク

20

8593

三菱HCキャピタル(株)

31.0

4.53

リンク

21

8065

佐藤商事(株)

63.0

4.43

リンク

22

6070

キャリアリンク(株)

110.0

4.41

リンク

23

8309

三井住友トラスト・ホールデ

200.0

4.4

リンク

24

2335

(株)キューブシステム

50.0

4.38

リンク

25

4634

東洋インキSCホールディン

90.0

4.38

リンク

26

8892

(株)日本エスコン

38.0

4.37

リンク

27

4248

竹本容器(株)

36.0

4.29

リンク

28

1951

エクシオグループ(株)

102.0

4.26

リンク

29

8584

(株)ジャックス

185.0

4.21

リンク

30

1925

大和ハウス工業(株)

130.0

4.17

リンク

31

3291

飯田グループホールディング

90.0

4.17

リンク

32

3486

(株)グローバル・リンク・

52.5

4.14

リンク

33

1721

コムシスホールディングス(

100.0

4.09

リンク

34

4182

三菱ガス化学(株)

80.0

4.08

リンク

35

1776

三井住建道路(株)

35.0

4.07

リンク

36

3166

OCHIホールディングス(

50.0

4.07

リンク

37

6089

(株)ウィルグループ

44.0

4.07

リンク

38

4521

科研製薬(株)

150.0

4.06

リンク

39

5970

(株)ジーテクト

58.0

4.05

リンク

40

1717

明豊ファシリティワークス(

31.5

4.01

リンク

41

6248

(株)横田製作所

43.0

4.01

リンク
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配当利回りは2023年3月31日時点の会社予想です。

コメント

2年に1回以上の増配条件は良いと思っています。

減配無しが厳しすぎかもしれません。また、配当性向も条件に入れたほうが良いかもしれません。

売上・利益の推移も併せて確認できるので、利益急上昇している銘柄などは、個別に会社発表データを確認し、継続可能かを判断していく必要があります。

今回のシリコンバレーバンクの破綻に始まった小さなパニックでしたが、個人的にはもう少し買いやすくなってほしいなぁと思っています。

配当利回りをどこで満足するかは個人の判断なので、良い会社が満足いく配当を出していれば買う判断でもよいと思います。

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