【高配当なのに成長中】高配当ランキングから、減配無し・配当性向60%以下・一株利益が右肩上がりの銘柄を紹介

スクリーニング

高配当投資では、高配当ランキング上位の銘柄を参考にすることが多いです。

ただし、選ぶときは減配リスクが低い銘柄を選びたいです。

減配リスクが低い銘柄としては、

  • 配当性向に余裕がある
  • 一株利益が大きく減少していない
  • 最近は減配していない

銘柄が良い基準になります。

【配当性向】
会社が税引後の最終利益(当期純利益)のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標。70%など大きすぎると、利益が減ると、配当も減る可能性が出てきます。

この記事では、高配当ランキングの上位銘柄から、配当性向が一貫して60%以下で、2014年以降に減配実績がなく、一株利益の3年移動平均が右肩上がりの銘柄のスクリーニング結果を紹介します。

スクリーニングはIR Bankのデータを使い、プログラミング(python)で解析しているため、他では紹介されていない情報だと思います。

過去の記事では高配当ランキングのTOP500を使っていましたが、今回からはTOP1000までを用いてスクリーニングしました。

今は利回りに魅力がなくても、今後の増配が期待できる会社もあるかもしれません。

安定した高配当銘柄を選ぶきっかけになると思います。

データ

2014年からの財務データをIR BANKから取得しました。

高配当ランキングはYahooファイナンスの高配当ランキング(会社予想)の2023年1月28日時点での上位1000社を参照しました。

その中から、

  • IR BANKに5年以上のデータが存在する
  • 配当性向がすべての年度で60%以下である
  • 減配実績がない
  • 一株利益(EPS)の3年移動平均が右肩上がり

を抽出しました。

以前の記事では単年比較で一貫して上がっているかを見ていましたが、今回は移動平均を導入して、右肩上がりを判断しています。

取得したIR BANKのデータの中には、特定の年度のデータが抜けている会社や、5年以下のデータしか存在しないものもありましたので、それらは除外しています。

注意点

注意点がいくつかあります。

  • 高配当ランキングには、一過性の増益や記念配当でランクインしている会社もあります。一過性で終わるかは決算資料を確認するなどで判断していく必要があります
  • 株式分割などの影響で一株利益が減ってしまう場合もあり、その場合は漏れてしまいます
  • 2023年予想はデータに含まれていませんので、すでに減配または維持の予想が出ている可能性もあります

ランキング

順位会社名証券コード配当利回り※株探リンク
1(株)アバールデータ69185.51%リンク
2イノテック(株)98805.14%リンク
3東テク(株)99604.15%リンク
4富士古河E&C(株)17754.03%リンク
5ヒューリック(株)30034.03%リンク
6日本空調サービス(株)46583.99%リンク
7(株)DTS96823.83%リンク
8東陽倉庫(株)93063.68%リンク
9(株)ヒガシトゥエンティワン90293.62%リンク
10フィード・ワン(株)20603.61%リンク
11芙蓉総合リース(株)84243.58%リンク
12田辺工業(株)18283.56%リンク
13(株)ウィルグループ60893.55%リンク
14(株)アルプス技研46413.43%リンク
15日本エス・エイチ・エル(株)43273.39%リンク
16(株)MCJ66703.37%リンク
※配当利回りは2023年1月28日時点

コメント

小さめの会社が多い気がします。

やはり、一株利益の成長を条件に入れてしまうと、大きな会社が外れていくと思います。

また、すでに来季の減配や減益が発表されている銘柄もあります。

株探のリンクから財務状況を確認しながら、投資判断に役立ててください。

過去には高配当ランキングからの連続増配銘柄のスクリーニングも実施しているので参考にしてください。

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